日記

5/31

大江読み返し

不満足を読む

叫び声を読む。傑作

本を買いに行く

歯医者に行く

銃を読む。

銃は主人公の暴力性を表しているのだろう。その暴力性は自分に向けられても(自殺)、他人に向けられても(隣の部屋の親子)危険なものだ。主人公はおそらく他人にあまり興味がなく、そのためこの小説には「思った」「感じた」「考えた」「違いない」の表現が多く、視野狭窄を強調している。ラストで主人公は恢復したのかと思いきやすぐに一線を越えてしまったが、そのことから作者の、暴力性に対する問題意識の根の深さを感じた。

続けて裁判のシーンがあってもいいのではないかと思ったが、それは主題から遠ざかって行くことになってしまうだろうし、新人賞の規定枚数からしても無理か。